アーティスト
Venture V7+VB-410+VB-115 × Fami。(LOVEBITES)
~ライブ導入ストーリー
2024.11.22
『中学高校でベースと出会ってからずっと部室にアンプがあって一緒に駆け抜けてきたのがAmpegなので、 これからもマイアンプとして一緒にいろんな活動ができるのが嬉しいな』

ヘヴィメタルバンド、LOVEBITESのベーシストとして、またソロ・アーティストとしても活躍中のFami。氏。中学でベースを弾き始めてから、その傍らには常にAmpegがあったと語る。そして最近、Ventureヘッド+キャビネットの3段スタックを導入されたばかり。その経緯を訊いた。
本記事で紹介している製品:
Venture V7
Venture VB-410
Venture VB-115
Ampeg Ventureシリーズ導入の決め手
──改めてですが現在使用しているAmpegの製品を教えて頂けますか?
はい、VentureシリーズのV7というヘッドとVB-410、VB-115キャビネットを使用しています。
──ありがとうございます。過去にAmpegをお使いになったことはありましたか?
実はたくさんあって中学高校で軽音楽部に入っていたんですけど、部室にあったアンプがそもそもAmpegだったっていうことと、ライブハウスでライブをやる時も置いてあるアンプって大体Ampegだったなっていうイメージがありました。
──今回、Venture V7とVBキャビネットを導入されたきっかけは?
そもそもこれまで「マイアンプ」っていうのを持っていなくて、サポート現場でお仕事させて頂いた時に、スタジオに置いてあったアンプが全部Ampegだったんですけど、いざライブ本番、よしやるぞ!って思ってステージに上がったら、ステージ上には別メーカーのベースアンプが置いてあって...。自分の想定と違うアンプが置いてあったことにより戸惑いが生まれてしまったっていう体験がありました。
──実はそういう体験をしたことのあるプレイヤーは多いと思います。自宅やリハで使用してサウンドメイクをしたら本番でも同じアンプや少なくとも同じメーカーのアンプを使用したほうが、自分自身もバンドメンバーも戸惑いが少なくなると思われますね。
はい。その違いが嫌でマイアンプをもう決めたくて。で、その時に自分の中で一番身近なアンプと言えば?と問いかけたらAmpegだったので、導入するアンプはAmpegに決めました(笑)。

Fami。流 サウンドメイク
──AmpegのラインナップでもVentureシリーズの3段スタックをチョイスされた理由というと?
Ventureシリーズって作れる音の選択肢の幅が広いなっていう風に感じています。私のプレイスタイルの特性上いろんな音作りをしなきゃいけなくて。 メタルサウンドに合う音色、ポップスに合う音色、そういう状況に対応してくれるのは、やっぱり選択肢に幅があるこのVenture V7かなっていう理由で選びました。

──導入されたのが今夏だったかと思いますが、それからいろんな会場で何度もお使いになっていると思います。ズバリどんな印象をお持ちでしょうか?
ライブの面で言うと、普段バンドのライブはイヤモニでやることが多いんですね。でも後ろにこの物理的に大きいモノがいてくれている安心感っていうのがすごく大きくて。
ちゃんとベースが鳴ってるなっていうのを肌で感じられるっていうか、波動出てるじゃないですか、アンプから(笑)。
──背中で感じるみたいな?
そうです! 背中で感じられる体験っていうのが私の中で何よりも印象深くて。そういう意味でこのセットにして良かったなっていうのがまず1つあります。
──V7ヘッド多彩な音作りができてコントロールも充実していますがお気に入りのセッティングというと?
今日聞かれると思ってセッティング持ってきました(笑)。

Comp:10時/Gain:11時/Bass:3時/Mid&FREQ:12時/Tre:1時。SGT回路、Ultra Lo、Ultra HIはオフで使用している。
──そのライブの時と録音でEQの位置を変えているんですね。
ライブの時の方が低域が回りやすいっていうのを感じていて。でも逆にレコーディングの時は低域があった方が滑らかに聴こえるなっていうのが個人的にありますね。

──ライブとレコーディングでEQセッティングを少し変えるというのはすごく参考になりますね。
なんかライブの時の方が自分の演奏も結構あけっぴろげっていうか(笑)、ライブ感満載に弾いているからこそ、EQで調整して聞きやすくしているっていうのを工夫してやっています。
──お使いのベースはアクティブだと思うのですが、ベース本体のEQはどのようなセッティングになっているのですか?
ノブは全部フルテンの状態です。ローとハイはブーストしたりカットしたりできるんですが、それは自分で聴きながらその日の感じで決めています。その日の気分的な調整をベース本体、全体的な調整はアンプでという感じで分けています。
──V7ヘッドはヘッドホン・アウトも背面に装備されていますが、お使いになっていますか?
使っています。D.I.と2段重ねで机の上に置いてあって、そばにパソコンのある環境で録ってるんですけど。その時にパソコンを起動してからヘッドホンを接続するのってちょっとめんどくさいな、っていう時に練習用で使っています。
──とても理想的なV7ヘッドの活用方法ですね。Ventureヘッドは、家ではヘッドホン、リハスタやライブではそのまま使用するというコンセプトなんです。
確かになんでも使えますもんね(笑)。

軽量であることの重要性
──非常に軽量なのもVentureシリーズの利点なのですが、そのあたりはいかがでしょう?
今回選んだ理由の一つが軽さだったっていうぐらい軽さが大切でした。なぜかというと、運搬を自分でやらなきゃいけない時にそもそも運べなきゃダメじゃないですか。そして、ステージでは後ろからのこの低域の圧は欲しいけど軽くなきゃいけないって結構難しい状況にあって。その中で両方の条件がピッタリ合ったんでVentureシリーズを選びました。それくらい軽さも大事。
──最近は軽くてもしっかり低域が再生できるアンプが出てきた時代になってきていますよね。 ところで、どんなベースサウンドがお好みですか?
完全に好きっていうだけで言うと、ドンシャリの主張が強くてかっこいい音が好きです。やっぱタッピングとかスラップとかが好きなので。タッピングがちゃんと聴こえる音って、そもそも太い音じゃないと聴こえないじゃないですか。 そういう意味でもドッシリした太めのゴリゴリの音が好きです。
──インタビューの締めとして、Ampegに対する想いを訊かせて頂けますか?
なんか、中学高校でベースと出会ってからずっと部室にアンプがあって一緒に駆け抜けてきたのがAmpegなので、 これからもマイアンプとして一緒にいろんな活動ができるのが嬉しいなっていう感情がありますね。
──Ampegに今後発売して欲しいリクエストはありますか?
なんだろう…でもやっぱりいかにベースで攻撃的に戦いに行けるか、っていう想いがあるので。Ampegってどちらかというとなんかお嬢様/清楚系のイメージがあるんです(笑)。清楚なお嬢様なんだけど、なんかいじることで、どんなお嬢様にもなれるっていう(笑)。高飛車なお嬢様にもなれるし、 大人しいお嬢様にもなれるってイメージがあって、基本軸がこういうお嬢様的なイメージがあると思っていて。基本軸がそもそもヤンキーみたいな製品があったら見てみたいなっていうのは個人的にとても思います。
──Fami。さんならではの感想ですね(笑)。最後にファンの方々へメッセージを頂けますか?
やっぱりレコーディングでもライブでもずっとAmpeg使っていますし、練習でもAmpeg使っているので、 私が出す音って全部Ampegを通している音だと思うんですね。だからこそ、日本でも世界でもネット上でもAmpegの音をずっと出し続けていくので、そのサウンドを受け取ってねということを伝えたいです。

Ampeg Venture V7
ポータブルでパワフルなVenture V7ヘッド(700W)/4Ωは、Ampegのレガシーと呼べるプリアンプ回路が搭載されており、ミッド・コントロールは周波数帯を無段階で可変できる3バンドEQ/Ultra Hi & 3ウェイUltra Loスイッチ/SVTまたはB15のボイシング切り替え可能なSGTオーバードライブ回路を備え、加えてコンプレッサーも搭載。
Ampeg Venture VB-410
VB-410は、19Kgと軽量ながら600W (RMS)/1200W (Program) /8Ωの出力を誇ります。カスタムボイシングされたLavoce製ネオジム・ウーファー4基とHFドライバーを搭載。
Ampeg Venture VB-115
VB-115は、15.4Kgと軽量ながら250W(RMS)/500W(Program) /8Ωの出力を誇ります。カスタムボイシングされたLavoce製ネオジム・ウーファー1基とHFドライバーを搭載。
<プロフィール>
2018年、高校在学中に YouTube へのベース演奏動画の投稿を開始。ベースを激しく弾く姿と10代半ばとは思えない高い演奏力も相まって、瞬く間に世界中で人気に火が点く。
2021年、高校卒業を記念し、自らの作詞・作曲のほか、みきとP、粗品(霜降り明星)ら豪華布陣を迎え制作した自身初のオリジナルアルバム『卒業アルバム』をリリース。
2022年10月、メタルバンド LOVEBITES に加入し、2023年2月にリリースした加入後初のアルバム『ジャッジメント・デイ』が、オリコン週間ランキングで初登場5位を獲得。同作を携えた国内ツアーも全公演完売を達成した。
自身の YouTube チャンネルの登録者数も約70万人を誇り、今もっとも注目されるベーシストである。
◎Fami。X:https://x.com/famifamimario
◎LOVEBITES X:https://x.com/lovebites_jp
◎LOVEBITESオフィシャルサイト:https://lovebites.jp/
取材=渡辺康宏(ヤマハミュージックジャパン)
写真=星野俊、ヤマハミュージックジャパン
