
写真=八島崇
佐藤征史
くるり
Ampegサウンドは、デジタルな音が増えていったとしてもひとつの軸として残り続ける
最近のAmpegは“ちゃんと継投しているんだな”って思います。デジマート・マガジン「Ampegな理由」で試奏したVentureシリーズはもちろん、近年の製品であるPF-20TやHeritageシリーズもそうですけど、昔のB-15やSVTが持っている素直なファットさがちゃんとあるし、“Ampegの製品を弾いている”という感覚は、現行のどの機種を弾いても感じられると思います。でもそのなかで筐体の軽さとか、新しい技術も取り入れているし、現代では再現が難しいモデルをあえて当時の仕様でリリースしている姿勢も素敵なことだなと思います。
60年くらい使い続けられていて、2020年代になっても続いていて、これから先もっとデジタルな音が増えていったとしても、ひとつの軸として残り続けるんだろうなと思います。
デジマート・マガジン連載「Ampegな理由」より抜粋
【オフィシャルウェブ】
https://www.quruli.net/
【デジマート・マガジン連載「Ampegな理由」】
佐藤征史(くるり)〜唯一無二の音色がある、だからAmpeg