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波瀾万丈!Ampeg75年の歩み

By: ディノ・モノエクセロス
最古の初期人類が意思疎通のために石を叩き合わせていた頃から、音の必要性、特に「(聴こえるだけでなく)体で感じられるような低くて腹の底から響く振動」を生み出す必要性がありました。それが現在の音楽へと発展するまでには何百万年もかかったでしょうが、音楽の起源が紀元前1500年頃まで遡ることを考えると、「音楽」が存在してきたのはおよそ3500年にわたると推測できます。その3500年のうち、ベース楽器が登場したのは1400年代で、これにより実際の「ベース」の歴史は約624年に及ぶことが分かります。
ここでさらに一歩進めて、Ampegが今年で75周年を迎えたことを考えると、この期間の約12%の間 Ampegはベースアンプの革新と開発を行ってきたと言えます。少し遠回りな表現になりましたが、私が言いたかったのは「Ampegが『ベースアンプ』の会社として75年を迎えました!」ということです! 少し歴史の勉強にもなったかなと思いますが、どうでしたでしょうか?

さて、歴史ということで、Ampegの歴史についてお話しましょう! 初期のMichaels-Hullアンプや最初の「アンプリファイド・ペグ」は75年以上前に登場しましたが、Ampeg Bassamp Companyが正式に法人化されたのは1949年です。つまり2024年が正式なAmpegの75周年に当たります。

75年の間には、様々なことが会社に起こります。6度のオーナー変更、さらには本社や工場の所在地変更もたびたびありました。経営陣やスタッフの変化、製品開発やマーケティングの変遷もありました。Ampegのロゴや書体が何度も変わってきたのも興味深いものです。アンプの外観の変化についても、どのAmpeg時代のデザインが一番好みか、という話題はよく耳にします。50〜60年代の「ブルー・ダイヤモンド・チェック」や、現在私たちがAV(Anniversaryの略)コスメティックと呼んでいる70〜80年代のブルーとシルバーのグリル、そして最新の「黒と白のパイピング」のクラシックな外観などもあります。Ampegの様々な時代のファンそれぞれを満足させるのは、とても大変なことなのです。
ただ、1つだけ変わらず確かであり続けるもの…それはベースアンプにおける極みと私達がベースソリューションと呼んでいるものを革新し、開発していくことへのAmpegの取り組みに他なりません。実際のところ、すべてのベーシストが「ベースアンプ」を必要としているわけではなく、現在の音楽シーンでは、ライブ/スタジオ/自宅での練習など、アンプがなくてもベースの音を聴かせたい、感じさせたいというニーズが多々存在しています。実際には、「ベース」を増幅させたいと望んでいるのは必ずしもベーシストだけではなかったりします。


創業者Everett Hullが、自身のアップライトベースのエンドピンにマイクを取り付けて「アンプリファイド・ペグ」を開発した瞬間から、「フリップトップ」B15や衝撃的と呼べるSVTという革新的なアンプに至るまで、Ampegでは常に皆さんのベースへの興味関心こそがそのまま私たちにとっても最大の興味関心と捉えてきました。かつての広告のスローガンのひとつは“designed by musicians… FOR musicians”(ミュージシャンによってデザインされた、ミュージシャンのためのもの)でした。広告といえば、過去75年間のAmpegの広告は素晴らしいものばかりです。今回はAmpegのアーカイブから少しだけ広告をまとめてみましたので、お楽しみいただければ幸いです。Ampegの広告を全て見たい方や、Ampegの歴史を綴った素晴らしいストーリーや写真集をお求めの方は、ぜひ“Ampeg – The Story Behind The Sound”(著:Gregg Hopkins and Bill Moore、Hal Leonard出版)をご覧ください。

ディノは、25年以上にわたりAmpegの世界で活動し、世界中でセミナーやクリニックを開催してきました。また、彼はMel Bay社と自身の出版会社MonoTunes Musicから出ている4冊のベース教則本の著者でもあります。彼のお気に入りのベースはMTD 534-24です。
