新間功人

いつも安心して演奏だけに集中できているのはAmpegアンプの信頼性のおかげ

Ampegアンプとの出会いはもうはるか昔すぎて忘れてしまいましたが、僕らの世代でSVT-2PROやSVT-3PROにお世話になったことがないベーシストはほとんどいないはず。Ampegアンプには昔から実家みたいな安心感と信頼を抱いています。B-15との出会いのきっかけは、サポートをしているトクマルシューゴの現場で幸運にも何度か70年代のB-15をレンタルできる機会に恵まれたことです。初めて使用した時、適度なロー感と現場での取り回しやすさ、ステージ上での見映えの整合性(トクマルバンドでは世界中の楽器やおもちゃがステージに並ぶため)、そしてなんといっても音の良さに感銘を受けました。繋いでEQを12時にするだけでOKみたいな。とはいえ、レンタルでB-15を借り続けるのは様々な面で難しいので、いつかは自分で所有したいなとずっと探していたある日、某楽器メーカー所有機だったらしきB-15の出物を楽器屋さんで見つけ、改造品で比較的安価だったこともあり即決で購入しました。

ライブでは、音量が大きくない現場の場合は大体B-15を使用します。レコーディングでは、ベースはライン録りで完結するケースも多いのですが、時間に余裕がある時はB-15でリアンプしたり、あとEXT AMP端子からライン出力してB-15をチューブ・プリアンプとして使用することもあります。自分のB-15はトランス以外はすべてパーツ交換されているので、ノイズもほとんどなく適度にハイファイなのが特徴です。プレベをつなげばあの音が出ますし、バイオリンベースやコントラバスとの組み合わせもすごく好きです。あと、Marshallみたいにチャンネルリンクさせてエレキギターをつないでもいい音が出せる、そんな使い勝手の良さがいちばんのお気に入りポイントです。

使い方のコツはレコーディングとライブは別物と割り切って、タッチを使い分けることでしょうか。ベースは脱力して弾いた方が音抜けはよいので、レコーディングでは敬愛する細野晴臣さんやピノ・パラディーノさんのような豆腐を切るようなやわらかいタッチで、撫でて弾くぐらいでちょうど快適にモニタリングできるVol.設定を心がけています。ライブでは逆にある程度ラフというか、タッチでダイナミクスをつけられるよう、強く弾いてもピークして歪みきらないように調整しています。ガッといきたい時はガッといけた方が盛り上がるので。あと、フラット・ワウンド弦を弾くベーシストあるあるだと思いますが、ベース単体だと気持ちいい音なのに、アンサンブル全体だとモコモコしていて何をやっているかよくわからなくなるケースに陥ることが多いので、自分の出音ギラついてるかなぁと気になっても、アンサンブル全体をふまえてサウンドを判断するように心がけています。特にベースの音作りは、レコーディングでもライブでもエンジニアさん頼みといっても過言ではないので、自分から臆せず積極的に会話して意見を交わすことがセッティングのポイントだと思います!

Ampegの魅力で一番は信頼性です。この20年間でライブ中の機材トラブルは夏場の野外フェスでSVT-2PROのヒューズが飛んだ1回だけで、その時はテックさんの力もあり2-3分で復旧し、いたく感動したのを覚えています。どうしてもチューブアンプにリスクはつきものですが、いつも安心して演奏だけに集中できているのはAmpegアンプの信頼性のおかげです。B-15はやっぱり音と見た目が最高に好きです!自分を含めベーシストは機材オタクが多いと思うのですが、ちょっとでもその自覚がある人には、後先考えずに無理をしてでもB-15の実機を一度は購入してみることを本当に、本当に、強くオススメします。
自分は理想の音を求めて世界中からプリアンプやらコンプレッサーやらを集めては手放しての繰り返しでしたが、B-15を買ってから機材探しの旅が一旦終わりました。



【オフィシャルWebサイト/SNS】
https://x.com/Shimmakun
https://www.instagram.com/shimmakun/


使用機材

 

B-15N